俗に言う美大生や音大生は、その道では食べて行けない・・・は、ある意味事実です。
その原因は、海外と比較して日本のアート市場の規模があまりにも小さすぎることが考えられます。その様な現状を打破し、アートをより身近に感じていただける文化的な暮らしの実現を目指すためには、アーティスト同士の交流や活動を活性化させ、有望な若手アーティストとアートを求めるユーザーを繋ぐ機会を創出する必要があると考えました。
今回のプロジェクトは、北陸三県のアート専門団体や作家が手を取り合い、一眼となってこの問題解決に取り組むための合同展示会です。「Hokuriku Art Project」を略して「HART PROJECT」と題し、英語で「HART」を意味する雄鹿をキービジュアルに設定しました。
「いしかわ百万石文化祭2023」(第38回国民文化祭と第23回全国障害者芸術・文化祭の統一名称。天皇皇后両陛下御臨席の下、文化庁、石川県および石川県内19市町・文化団体等の共催により開催。)の開催を機に、北陸三県のアート専門団体や作家が金沢に集結。若手文化団体連携による合同展示会を石川県内4会場で開催。参加アーティストは30名超を予定し、各県の若手アーティストによる絵画、立体、写真など、ジャンルの垣根を超えたアート作品を展示予定。
「ひいなアクションギャラリー」(https://hiinaaction.com/)
⼦育て中の⼥性アーティストを応援する団体。
アートと⼦育てを隔てる壁をなくし、⼥性アーティストが地域の中で活躍する場をつくり、石引を拠点にさまざまなアクションを起こしています。
石川県金沢市石引2丁目9-5
「芸宿」(https://geboushuku.wixsite.com/ge-shuku)
金沢美大生の有志が集い、学生によって運営しているギャラリー。
レジデンス、パフォーマンス展示などアート活動を行っている。
「自分にとって、また誰かにとって都合のいい場所」
石川県金沢市小立野4-2-1
「金沢市民芸術村」 (https://www.artvillage.gr.jp/)
かつて紡績工場だった赤レンガの公立文化施設。 次代を担う若者たちの文化活動の育成を図り、市民の多彩な創作活動を支え、個性豊かな地域の文化芸術を目指す。「ドラマ」「ミュージック」「アート」と様々な活動を行っている。
石川県金沢市大和町1-1
「金沢アートグミ」 (https://www.artgummi.com/)
金沢の文化芸術を育むNPO法人。
アートを切り口に「人」「情報」「まち」を繋ぐ活動を行っている。 北陸のアート情報を発信し、音楽、演劇、伝統等のジャンルや国内外の団体、まちの「境」を越えた新たなコミュニケーションをアートで生み出している。
石川県金沢市青草町88番地 北國銀行武蔵ヶ辻支店3階
芸宿 (https://twitter.com/ge_Shuku)
主に金沢美術工芸大学の学生が運営するアーティストランスペース。2階建てのアパート1棟丸ごとを借り、1階にギャラリー、レジデンス、共有スペースがあり、2階が住居となっている。「自分にとって、また誰かにとって都合の良い場所」を標語としており誰か1人による場所ではなく流動的な活動を続けている。
aQ-studio(https://aq-studio.work/)
MISSION「Life with art」
アート作品の制作・販売、広告、商品化に関する情報提供サービスを展開しております。
詳細は下記「事業主催の一役を担う、aQ-studioからのご挨拶」をご覧ください。
ArtForAll (https://twitter.com/ArtForAll_4)
ものづくりを通して子ども達や地域の人と交流するイベントサークルです。楽しくアートに触れられるクラフト活動やワークショップなどのイベントを企画運営しています。
GMODE (https://twitter.com/GeibunMode)
「B4サイズの色眼鏡」を掲げ活動している、富山大学芸術文化学部のフリーペーパーサークル GMODE。あなたにとってこの一冊が、いつもと違って見える日常を映すステキな色眼鏡となりますように。
geibungallery (https://twitter.com/geibungallery)
富山県高岡市にアートとデザインのギャラリー。高岡駅前の商店街にお店があり、富大芸文の学生や地元作家、地元企業による展覧会を開催しています。
GANG (https://www.instagram.com/gang.co.jp/)
富山で活動するグラフィックデザイナー、映像クリエイター、クラフト作家、美容師によるクリエイティブチーム
hoyano film (https://twitter.com/hoyanofilm)
福井県嶺北地方を拠点に活動。福井県の街並みや田舎風景をSNSを通して発信しています。
福井県で生活してきたからこそ、気付くことができた身近なものの魅力を各々の感性で切り取り、写真に納めてきました。福井県内外からの支持も多く、数々のメディアにも取り上げられています。イベント開催時には県外の方も参加頂いており、今後の活動も福井の地域活性化に繋げていきたいと思います。
メンバー(Twitterアカウント)しのぐ(@RS221155)ウチダコウスケ(@uk_zq)Akine Coco(@akinecoco987)tomosaki(@photono_gen)
今回のプロジェクト開催を機に、北陸三県の有望な若手アーティストが、全国・全世界に進出するための足がかりとなるようなイベントを定期的に開催できるよう計画していきます。
また、イベントを通じて作品やグッズの販売を行い、作家に収益が還元され、継続的に制作活動が行える仕組みづくりに貢献します。その他にも、様々な文化団体とのコラボレーションを通じて、アートの新しい価値を創造し、その経験を活かして「有望な若手アーティスト」と「アートを求めるユーザー」を繋ぎ続けていくことに努めます。
美大生が直面する現実 私たちは金沢美術工芸大学に入学し美術の道を志しましたが、ある事実に直面しました。それは、若手作家は作品を創ることはできるけれど、販売することや作品を買ってもらうのは容易ではない・・・ということです。
さらに追い打ちをかけるように、これまで販売や才能を開花させる場として機能していた学園祭や展示会といったリアルの発表機会がコロナ禍を機に失われ、若手アーティストはより厳しい現実に晒されることとなりました。
そんなコロナ禍において、若手アーティストの作品販売や制作依頼をサポートできないものかと考えたのが、当時、金沢美術工芸大学の現役院生であった秋山と龍ヶ江でした。二人は後に代表者となる永井を誘い、立ち上げたのがaQ-studioという会社です。
aQ-studioは日本・世界に向けて若手アーティストの作品を発信し、「art」に関する「Question」に応え続けていく。そしていつか、どの家にもアート作品が飾られ、お気に入りのアーティストについて誰もが雑談をしている。そんな社会の実現を目指した企業です。
アートというと、なんだか敷居が高そう。 美術作品は高価なもの・・・と思われがちですが、洋服を選んだり髪形を変えたりすることと同じように、生活空間や普段使いの道具等にアートをとりいれることで、日常に彩りを加えることができます。
日常生活に、お気に入りの「アート」をとりいれる。 そんな文化的な暮らしの実現を目指し、「有望な若手アーティスト」と「アートを求めるユーザー」を繋ぎ、より多くの作品を世に送り出すことで、互いの価値を創出していくことが私たちのミッションです。