人々の心や生活様式に大きな変化をもたらした2020年。美術学生であった私たちもある事実に直面していました。若手作家は作品を創ることはできるけれど、販売することや作品を買ってもらうのは容易ではないと。学園祭や展示場といったリアルの場は、販売や才能を開花させる場としても機能していましたが、その機会が失われ、若手アーティストはより厳しい現実に晒されることになりました。
そんなとき、若手アーティストを中心に作品の販売や依頼をサポートできないかと当時現役の美大院生であった秋山と龍ヶ江は考え、永井を誘い立ち上げたのがaQ-studioでした。aQ-studioは、日本、世界に向けて若手アーティストの作品を発信し「art」に関する「Question」に応え続けていく。そしていつか、どの家にもアート作品が飾られ、お気に入りのアーティストについて誰しもが雑談をしている。そんな社会を実現できたらな、と考えています。