About Us

Our work strives to enhance our sense of surroundings, identity and relationship to others and the physical spaces we inhabit, whether feral or human-made.

Selected Awards
  • 2004 — Aga Khan Award for Architecture
  • 2009 — Mies van der Rohe Award
  • 2013 — AIA/ALA Library Building Award
  • 2015 — Best Interior, Designers Saturday
  • 2016 — AIA New York Honor Award

【aQ-studio TALK】小林 美波 編

連続インタビュー企画「aQ-studio TALK」第十三弾は「小林 美波」さん!

独自の世界観をインスタレーション等で表現されている小林さんに、色々聞いていこうと思います。

インタビュアーは弊社永井が担当します。

ーーまずは出身など、教えてください!

石川で生まれ育ちました。小さい頃から内向的で、ほとんど外に出なかったですね。父のパソコンを借りて、アニメとか人のイラストを見たりしていました。中学校ぐらいの頃から監察医になりたかったんですが、高校3年生から美大受験を目指して勉強しました。

ーー高校3年で大きく夢が変わったんでしょうか?

高校時代に監察医になりたいと先生に話した時に、「めちゃくちゃ勉強しないといけないよ!」と諭されまして(笑)そこで立ち止まって自分の未来について考えた時に、もう一つの夢である、アニメのスチル画を描く人になりたいなと思ったんです。その道に進もうと思うと美大の進学が近道かなと考えたのが転機ですね。

ーー現在は立体物を中心に制作されており、夢とは離れているのかな?と感じたのですが、実際はいかがですか?

実は、大学に入ってからは主にアニメキャラクターのイラストばかり描いてたんです。それもあって、3年生のゼミを決める時に希望していた油画専攻から外れてしまって、その結果第二希望の彫刻分野に踏み入れました。

ーー急に方針転換する羽目になったんですね、、、!大変じゃなかったですか?

小さい頃から周りに流されやすいところがあって、その時も「とりあえずやってみるぞ」という気持ちで彫刻の世界に入りました。最初はあまりの下手さに失笑を買ってしまうぐらいで、、、(笑)そこから技術を高めるのももちろんですが、自分が好きなアニメやフィギュアを題材に、自分の世界観をいかに表現するかにこだわるようになりました

ーー世界観にこだわりがあるんですね。どういったものなんでしょうか?

アニメやフィギュアが好きなのはそうなのですが、それらを「消費」する、個人や社会の「欲」についてもう少し考えたいというか。衝動的な感情の変化は誰しもあると思うんですが、そういうのもっと自身含めて、自覚的になれる方法について模索しています。でも自分自身、制作過程で衝動に駆られて作品を破壊したりとか、感情の動きに負けちゃうこともあります。なのでそもそも欲とか衝動を完全にコントロールできることが良いことなのかは自問自答し続けています

作品写真

ーー技法だったり、見せ方のこだわりも教えて欲しいです!

最近は特にスライムを作品に活かそうとしています。基本的にどろどろしたものが好きで、昔は塗料などでどろどろを表現しようとしていましたが、スライムはもっと自分の予想のつかない定着の仕方をするので、気に入って使うようにしています。あとは、「ちゃっちい(ちゃちな、やすっぽい)」素材を使うことが好きですね。

使用しているスライムの写真

ーープライベートについても少し教えてください、好きなアーティストや作品、音楽などありますか?

意識的に他の作家を見たりはあまりしないですね。SNSだったりで色々見るようにはしています。制作の時は爆音で音楽を聴くようにしています(笑)最近はZomboyをよく聴いています。

ーー最後に、今後アーティストとしてどうしていきたいか教えてください!

インタビューを通じて、今後は自分の気持ちにもう一歩踏み込んで、衝動や欲望も見せられるような作品が作れたらと思いました!

ーーありがとうございました!

小林 美波のプロフィールページはこちら

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Written by: 拓人永井