【aQ-studio TALK】ZZYMA 編
連続インタビュー企画「aQ-studio TALk」第九弾は「ZZYMA」さん!
写実表現のみならず、抽象画にも領域を拡げていくZZYMAさんに、
色々聞いていこうと思います。
インタビュアーは弊社永井が担当します。
ーーまずは出身など、教えてください!
石川県金沢市出身です。記憶にないぐらい小さな頃から絵を描いていたようです。同時に音楽もずっと好きで、バンドでギターをやったりしていました。でも身内で美術や音楽に関わる人はいないですね(笑)休み時間とかにずっと絵を描いてるようなタイプでした。高校も普通科でしたが、金沢美術工芸大学の油画専攻を卒業しました。
ーー大学から急に美術系に進まれていますが、きっかけはなんですか?
実家から金沢美術工芸大学が近くて、絵が好きだったのもありなんとなく意識はしていました。
高高校も美術系に進もうと思ったのですが、当時はやりたいことが色々あったので普通科に進学しました。
ーー大学受験は大変でしたか?
大変でした!(笑)美術だけでなく音楽やいろんなことに興味があって、一度は一般大学を目指したんです。実は恥ずかしい話ですが、現役のの大学受験の時は願書を出し忘れちゃったんです(笑)その後自動的に浪人生活に移り、改めて進路を考えた時に、絵の道に進もうと決めました。そこから初めてデッサンの練習とかに入ったので、時間との闘いでしたね。結局、一度別の大学に入ったりしつつ3浪して金沢美大に入りました。
ーー浪人時代の思い出とか、今に影響してることはありますか?
実は2浪後に一度別の一般大学の美術科に1年通いました。そこではライブペイントで活動する仲間と出会い、精力的に活動していく礎を築きました。
初めて「絵を売る」という経験をしたり、どうやって作家活動をしていくのかといった今につながる非常に貴重で重要な時間となりました。
とにかく色んなイベントに出て、金沢美大入学後もその活動は続きました。
あの経験がなかったら今こうやって作家として活動できていないかもしれません。金沢美大入学後は本当に絵が上手い人がたくさんいて、悔しかったのですが作家活動だけは人一倍といわず2倍、3倍としていました。
ーーかなり苦労されたんですね!それでも続けてこれた理由ってなんですか?
負けん気だけでなんとかここまでやってきた感じですね!自分は飽き性だけどいろんなことに興味があるタイプなんですけど、それでも続いてたのが絵だったから、これだけは負けたくないという気持ちが強かったんだと思います。
ーーこの経験は作風にも影響はあるんでしょうか。
そう言われると、ほのぼのした絵よりもコントラストが強い作品を無意識に描いていると思います。
ーー他にも、制作する時のこだわりがあれば教えてください!
描くアナログで描く以上は物体としての存在感を意識しています、キャンバスの大きさだったり、画材の質感だったり。あと最近は自分が楽しく描くことを大切にしています。
ーー実際ZZYMAさんは多数の作品を販売されていますが、「売れる絵」と「楽しんで描く絵」って両立できるんでしょうか?
今の時代、アーティストが受け取り手に合わせて作るのはどの業界でもあることだと思います。
でも少なくとも私は、描きたいものや伝えたいことに揺るぎないものがあります。
例えば音楽でいうと、アルバムの構成は聴き手に受け取ってもらいやすく工夫したりはしても曲自体の表現は自己を妥協しないみたいな。
注目されてる作品を見て研究もします。SNSの運用だったり、活動内容は結構考えてますね。それも楽しいです。
ーーなるほど、aQ-studioとしても、作品の紹介の仕方は是非勉強させていただきたいです!
ーープライベートについても少し教えてください、好きなアーティストや作品などありますか?
大学に入るまでは描くこと自体が好きだったので自分以外の画家にあまり興味がありませんでした。
入学直後に好きな画家を3人あげる機会があったんですけど、みんな私の知らない画家の名前を沢山あげていて焦りました(笑)
当時はダヴィンチ、バスキア、バンクシーが好きでそれは今も変わらないですが、それから色々自分なりに見るようになりましたね。
どちらかというと、音楽に影響を受けまくっています。ジャンルや年代問わず聴いていますが、特にアメリカやイギリスのロックが好きで言うときりがないですが
Red Hot Chili Peppers が一番好きです。特にギタリストのジョン・フルシアンテがずっと大好きで、私のルーツです(笑)
ーー最後に、今後アーティストとしてどうしていきたいか教えてください!
大学時代から一人で表現活動することが多かったので、もっと人と深く関わりながら作家活動を続けていければと思います。仲間が増えたら嬉しいです。
ーーありがとうございました!
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