【aQ-studio TALK】山内 郁人 編
連続インタビュー企画「aQ-studio TALk」第七弾!
各アーティストのより人間的なところを知ってもらおうということで、
皆さんには普段聞けない、聞かないような質問もどんどん投げかけていこうと思います。
第七弾は「山内 郁人」さんに、色々聞いてみたいと思います!
インタビュアーは弊社永井が担当します。
ーーまずは出身など、教えてください!
兵庫出身です。高校も美術科に入り、金沢美術工芸大学院の彫刻専攻を修了しました。
ーー昔から美術に触れることは多かったんですか?
小学校の頃に「ドラゴンボール」の絵を描いてたことを思い出します。周りに上手いと言われるのが嬉しくて、イラストを描く習慣がついたかな。その流れで高校も美術科に入ることにしました。
ーー彫刻を志したきっかけはなんですか?
美術科に入って、彫刻に触れた時に楽しかったからですね。感覚です(笑)むしろ、誰しも潜在的に彫刻が好きだと思うんです。
ーーなるほど、、、それはどうしてですか?
立体って、この世に生み出された感が強くないですか?「創造」感が強いというか、、、(笑)
この世にわかりやすく何かを生み出したり、生み出されたものを見るのって楽しいと思うんです。
ーーたしかに、小さいものから大きなものまで、立体物を見る時は平面にない感動がある気がします。
ーーでも、楽しさだけでは続かないときもあると思うのですが、その辺りはどうですか?
自分にはそれしかないから、かも。それ以外やりたくない、の方が近いでしょうか。周りと比べても、自分は制作自体がずっと、純粋に好きで居続けられていると思います。理由はわからないですが(笑)
ーーなるほど、そこには「作品が評価された経験」も必要なのかなと思うのですが、実際どうですか?
自分自身はめちゃくちゃ評価された経験ってないかもしれないけど、時たまハマってくれる人がいたことで、今に繋がっていると思います。
ーー確かに、私も山内さんの作品のファンです!(笑)
ーーさて、制作する時のこだわりを教えてください!
何を作るかにこだわるかというよりは、作品のコンセプトにこだわっていますね。まずコンセプトをがっちり決めてから手を動かします。自分が何を作りたいのか、いつも突き詰めてます。
ーー作品を制作するための初期衝動ってどこにあるんでしょう?
人生とか、世の中に対して皮肉っているというか、少し離れて見ている感覚があって。作品制作をしながらも、出来上がった作品も社会に取り込まれていくのを俯瞰している自分がいます。その自分すらも社会に取り込まれている。でもそんな社会や自分を馬鹿にし、愛していますね。
ーーその自虐的な気持ちよさは少しわかるかもしれません。
ーープライベートについても少し教えてください、好きなアーティストや作品などありますか?
美術関係だと、ポップアート、彫刻、YBAs、ポストインターネットの4つから影響を受けています。アーティスト名を挙げだすとキリがないです(笑)音楽も好きで、ロック、パンクミュージックからは精神的に影響を受けていると思います。最近はClarkとBlanck Massが大好きです。
ーーありがとうございました!
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