About Us

Our work strives to enhance our sense of surroundings, identity and relationship to others and the physical spaces we inhabit, whether feral or human-made.

Selected Awards
  • 2004 — Aga Khan Award for Architecture
  • 2009 — Mies van der Rohe Award
  • 2013 — AIA/ALA Library Building Award
  • 2015 — Best Interior, Designers Saturday
  • 2016 — AIA New York Honor Award

【aQ-studio TALK】原 圭吾 編

連続インタビュー企画「aQ-studio TALK」第十二弾は「原 圭吾」さん!

繊細かつ精密な制作に定評のある原さんに、色々聞いていこうと思います。

インタビュアーは弊社永井が担当します。

ーーまずは出身など、教えてください!

神奈川の田舎で生まれ育ちました。小さい頃からモノづくりが好きでした。今は人体を主に制作していますが、小さい頃は顔を描くのが苦手でした。イメージに技術が追いついていなくて、逆に避けちゃっていましたね。ブロック遊びでも完全に左右対称じゃないといやで、同じピースが2個ないとずっと探していましたね。こだわりの強い子どもでした。

ーー小さい頃から美術の道を進もうと思っていたんですか?

全然そんな気持ちはなくて、将来の夢は時々で変わってましたね。例えば看護師になりたかったり、結構普通の子だったのかな。鷹匠になりたかったです(笑)

ーーでは、美術に進もうと決めたターニングポイントを教えてください!

高校時代に進路を決めるとき、はっきりしなくてすごく焦ってて。その時にネットで「球体関節人形」を見つけたんですが、めちゃくちゃ高いんですよね。で、「自分で作ろう」と思ったけど技術がない。じゃあ美大行けば学べるんじゃないか、と思ったのがターニングポイントですね。

ーー確かに、現在もドールのような繊細かつ滑らかな作品を作られていますね!

制作風景

ーー制作する時のこだわりがあれば教えてください!

自分が欲しい、目の前で見たいものを作りたい、というのは常にあります。あとは、コンセプト面かな。第一印象は、それこそ「綺麗」とか「なめらか」で人を惹き付けたいのですが、作品としてはどうにもならない暗い感情とか、辛さを表現しています。立体を通して、こういった感情を再確認したり、「同じようなことを思ってる人がいるんだな」と共感、共有できたら嬉しいなと思っています。作品を通してどうにもならない感情を誰かと共有したいのかな。

ーー確かに、暗さを感じるところも作品の魅力だと思います。でも、露骨な不快さは感じません。そこもこだわりなんでしょうか?

いわゆるエロとかグロ描写については、自分の中で芸術まで昇華できると思えないからやらないです。あと、どこまでも「自分が見たい」が軸にあるので、そういった表現を僕が作りたくないなと思います。

ーープライベートについても少し教えてください、好きなアーティストや作品、音楽などありますか?

あんまり美術作品は見ないんです。見るよりも作る方が好きですね。ひとり挙げるならベルニーニかな。漫画だと「ガンスリンガー・ガール」が上がります。制作にも影響を受けていますね。小説は、湊かなえの作品が好きです。全体的に暗い作品が好きなのかな。音楽は椎名林檎でしょうか。最近だとヨルシカとか。

ーー最後に、今後アーティストとしてどうしていきたいか教えてください!

まずは制作を続けたいですね。今後は貪欲に制作の幅を広げられたらいいなと思っています。

ーーありがとうございました!

原 圭吾のプロフィールページはこちら

作品の購入・ご依頼はこちら https://aq-studio.work/shop-page/

その他のインタビュー記事はこちら https://aq-studio.work/category/interview/

Written by: 拓人永井