About Us

Our work strives to enhance our sense of surroundings, identity and relationship to others and the physical spaces we inhabit, whether feral or human-made.

Selected Awards
  • 2004 — Aga Khan Award for Architecture
  • 2009 — Mies van der Rohe Award
  • 2013 — AIA/ALA Library Building Award
  • 2015 — Best Interior, Designers Saturday
  • 2016 — AIA New York Honor Award

aQ-studio TALK vol.4 by junior

written by junior(WEBライター)

ーいまの龍ヶ江くんの話で少し気になったんですが、頑張って作った卒業制作を捨てるっていうのは僕でももったいないなと感じます。よくあることなんでしょうか。

秋:卒業制作は、サイズ規定もあってある程度大きさがあるものが多いので、学校にも置いておけないし、家にも飾れないし、ゴミ捨て場に置いておくしかないという現状はありますね。とはいえ、卒業制作は作らないと卒業できないし作らないひとはいないので、全体数も結構あるんじゃないかな。

龍:美大はどこでも抱えてる問題かもしれません。そこを有効活用したいというのは、僕自身想いが強いです。

ー この事業に関わってるのも、みなさんそれぞれの叶えたい世界があるんですね。

永:そうですね、同じ方向を向きつつ、そこは3者3様で思惑がありますね。

秋:僕も、もともと描きたいものが明確に定まっている訳ではなく、ざっくりと人物画を書きたいという想いはありました。画風やスタンスとしても、依頼制作でやりたいという考えがあったものの、あんまり自由に依頼制作だけをさせてくれるギャラリーとかってなくて。契約すると、この展覧会までにこれだけ作品を作ってくださいという縛りみたいのもあったりして、そういった数をこなすのは画風としても向いてないのもあるので、一枚一枚作品を頼まれて、依頼してくれた相手を考えながら作品をつくりたいというのがあります。

永:そういったノルマみたいなものに縛られることなく、作りたいスタンスに合わせて作品を作って。というのが理想じゃないですか。依頼仲介と販売ができる会社であれば、依頼主の目的に合わせて才能あるアーティストに依頼を集めることもできるし、いまある作品だって売ることができる。そういう会社っていいよねって考えてます。

チームの相性

– 今回、3人とやりとりをしてみて、もともと幼なじみや友達だったというのもあるのか、団結感を感じました。なんとなく僕のなかで、企業する時は少し関係性としては距離があっても、能力で選ぶのもあるのかなと思っていました。その能力面というのもあっての3人なんでしょうか。

秋:結果的にですが、全然ありますね。永井は頭の回転がはやく、営業に適任なのは過去に一緒にやったバイトの経験からでも知っていたので、そこは信頼してましたね。

永:龍ヶ江は頭が良くて、よく観察しているというのもあって、どこがリスクでどこがメリットになるのかをよく見てます。秋山と僕が盛り上がって突っ走りそうになる時も、こういうリスクがあるんじゃないか、という冷静な分析をくれる。秋山は秋山で、ビジョンとか先のことを言い続けてくれるし、行動力もしっかりあるというのがとてもありがたい。前も向いてる人間はやっぱり必要です。

龍:それぞれの短所を、それぞれの長所で補っているみたいな感じですね。

秋:ある程度みんな仕事できるだろうなと声をかけているのもあるし、能力を目的に打算で組んだ訳でもないですが、集まった人間がうまくそれぞれ役割にハマったといのはあります。

ー長いインタビューとなりましたが、最後にこれから先どういう風になっていきたいか、ビジョンがあれば簡単に教えてください。

秋:この金沢という土地には縁があるので大切にしつつ、全国や世界へ展開できればと考えてますね。まだ走り出したばっかなので、とりあえずは前に進むことにだけ集中します。

龍:美大が抱える卒制の廃棄問題も、各地であると思うので、自然に全国を目指すことになっていくかなと思います。

永:いつかという話であれば、ミャンマーで個展を開きたいよね。

秋:世界に出るってなると、ニューヨークとかパリとかを選びそうだけど、そこをあえてミャンマーとかインドとか。そこから世界を狙っていくのは確かに面白そうだしやってみたいね。

永:僕自身、インドやミャンマーは好きなので、いつかそうなったら、すごく嬉しいし楽しいかなって考えています。場所には囚われずにやっていきたいかなと。

ーありがとうございました。最後に今回、取材のため2日間密着しましたが、aQ-studioの創業メンバー3人は、物腰は柔らかく気さくな方たちでした。仕事として「art」をより身近にするために活動に真剣に取り組み、プライベートな時間では各々好きなことに没頭するなど楽しんで生きていることが伝わってくる、そんな方たちといった印象でした。まだ産声を上げたばかりの企業ですが、これからの活躍が楽しみですね。

(writer: junior)

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